あらすじ
小学6年の中新馬 主水は、ふと授業中に気づく。中庭にあったはずのウサギ小屋がなくなり、いつの間にか祠のようなものが建っているではないか。
主水は祠をのぞき見るなり衝撃を受ける。
まるで重度の火傷を負ったような異様なタコ人間がそこで飼われていたのだ。みんなは、以前から学校に祀られている【ご神体】だというが、主水には記憶がない……。
奇しくも夏休みに入るにあたり、主水は小鳥遊先生から【ご神体】に毎日供物を捧げる仕事を任される。
なぜあの赤い人は全身の皮は赤く爛れ、守り神として祀られているのか?
主水はクラス委員長たちを集め、【ご神体】にまつわる噂を情報交換するのだった。
あれは悪行を重ねた在校生が火炙りの刑に処され、見せしめとして隔離されているのではないか。
あるいは学校侵入事件として捕らえられた不審者である説、さらには被爆した元教師ではないかというものまで……。