あらすじ
王太子誘拐の冤罪をかけられた男爵令嬢フィファニー・ホワードは、塔に幽閉されていた。
きっかけは十七年前、森で迷子の少年を保護したことに始まる。
裸足のまま、訳も分からない様子で涙する少年を助けたフィファニーは、攻め入って来た騎士団らの報告により、初めてそれが誘拐された王太子だったと知ったのだ。
当時メイドと共にいた王太子は、一瞬の隙に不可解な状況で誘拐された。
故に攫いの魔女のレッテルと誘拐容疑をかけられたフィファニーは、冤罪を立証できないまま、罪人を幽閉する氷壁の塔にて、この国に古くから根付く氷漬けの終身刑を受けることに。
――それから十七年。
もう二度と目覚めることはないと眠り続けていた彼女は、一人の青年により目を覚ます。
輝くばかりの金髪と、紺碧の瞳が印象的な青年は、あのときの王子様……。
永い眠りにより、いつの間にか大人になった少年は、彼女の冤罪を立証できたと、フィファニーを助けに来たのだ。
そして、助けられたあのときから想いを寄せていたとフィファニーに求婚。
冤罪を勝ち取るための正義感と、離れていた十七年の月日が彼の愛を暴走させ、深く深く溺愛していく。
だけど彼女解放の裏には、冤罪だけではないある秘密があって――?
さらには昔、フィファニーと愛を誓い合った婚約者が登場し!?
かつて助けた少年に溺愛された眠り姫の、真実と恋の物語。
※毎週水・土夜更新予定!イラス付き