あらすじ
【☆☆☆平日更新中☆☆☆彡】
奇妙なできごとが僕らの日本を襲った。
おとぎ話や宗教の言い伝えでしか聞いたことのないモンスターがあらわれて、現実に生きる人々を殺し始める……冗談みたいな現実だ。
日本政府は化け物が活動する異空間を【魔界】と定義して対策を打ち出した。
専門の対策チームを作り、魔界化した地域から住民を避難させて危険地帯を封鎖した。
魔界のモンスターに通常の兵器は通用するけれど、あまり効果がない。
というのも、モンスターは強力な再生能力を備えていて核となる部位を砕かない限り無限に復活してしまうからだ。
言葉そのままモンスターの核を【コア】と呼ぶ。
危険だけどコアを破壊するには有人の近接戦闘がもっとも手っ取り早い。
日夜、モンスターと戦う大人たちの活躍と悲惨はこの国の大勢が知るところだ。
そんな非日常と隣接して、現代を生きる僕らの日常はつづく。
日常、つまらない日常だ。
平和が一番とは言うけれど、それは欺瞞に満ちた言葉だと思う。
非日常から目を背けて逃げて、自分を納得させるための言葉だ。
僕らの日常はこのうえなく退屈だ。
こんなことを考えている僕はとりわけ陰気なやつだ。
高校生の僕は、誰とも仲良くなれず、日常に退屈しながら生きている。
仲良くなれないだけでなく、おそらくクラスメイトは僕を嫌っているだろう。
被害妄想かい? 被害妄想だなあ。
だけども日常の終わりは僕らの足元まで忍び寄っていた。
火災報知器の非常ベルがはじまり。
魔界化した学校に響き渡る日常の終わり
そして僕――破魔矢有理《はまやゆうり》にとってのはじまりを告げる鐘だった。