あらすじ
「殺せ」
捕われたその娘は、恐れる風もなくキッパリと言い切った。
「殺さねえ」
張飛は動じることもなくそう返す。
「敵に囚われておめおめ生きてなどおれぬ。この首を刎ねて手柄といたせ」
「どこの誰だか分からねぇと手柄にもならねぇな。それに小娘一匹斬ったとあっちゃ、この張益徳様の名折れにならぁ」
素性が分からぬと言われた娘は、胸を張って名乗った。
「わが名は夏侯珠。字はまだない」
◆三國時代、劉備陣営にその人ありと謳われた燕人張飛と、後にその妻となった夏侯氏の物語。正史準拠ですが若干の創作を含みます。
◆歴史好きのくせして歴史ジャンルは初投稿、それも最近主流の歴史改変ものでなくて単なるエピソード紹介……あっ待って石投げないで!(爆)
◆ン十年前に書いてnetの片隅に放置していたものをサルベージしてさらに放置していたもので、5年ほど前に若干の手直しをしてさらに放置してました(爆)。
現状で都合よく上げられる作品がないので、仕方なく放出します(笑)。
◆ひとまずなろう限定公開です。気が向いたら他サイトにも上げるかも。