あらすじ
二〇二三年三月二十三日。台東区根岸(鶯谷)に突如として出現したゲートと女神。
降臨した女神がもたらしたのは情報と物質だった。
情報とはゲートの中には地下層宮というダンジョンが存在しモンスターが湧出する。そのモンスターには魔力が籠もっていない銃火器などの攻撃は無効であり、適応者以外はゲートの中に入れないというもの。
物質とはモンスターを倒して得られるというドロップアイテム。その物質を解析した結果は、物質が常温常圧超伝導体であるという事実。夢の物質と呼ばれた素材が実在する衝撃。
失われた三十年を挽回できるかもしれないと期待した日本政府は、速やかに地下層宮の攻略を決定した。
異例の速さで特異空間対策庁が設置され、六月一日には攻略士の募集が始まった。
一攫千金を夢見て連日五万人近い応募者が集まるが、適応者は日に十人程度。
五千人に一人という狭き門をくぐり攻略士となった者たちが、地下層宮という広大なダンジョンで手にするものは大金か名誉か、それとも……。
大希は作家を夢見る二十五歳のフリーターだった。現実に打ちのめされた大希の人生は、攻略士の募集会場で一転する。
四つのユニークスキルを持つ唯一のクアッド・スキル攻略士となった大希は、地下層宮で運命の出会いを果たす。
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