あらすじ

病床の孫娘の看病の果てに、命を落とした侯爵夫人のシビーユ。 彼女は孫娘クロエの体の中に入り込み、自身の葬儀に参列することに。 「私を顧みない貴方の愛なんて」 さっそうと現われた夫ハロルドが手にする物を見た途端、クロエの体でもってシビーユは怒りを爆発させた。 「もう遅い」 怒りに身を任せる幼子の声が、ハロルドの眼前で木霊する。 彼が成すべきこと。それは、シビーユの怒りの受け皿と化すことだけだった。 十二年の時が過ぎても、ハロルドの贖罪は終わらない。 孫娘のクロエとフローラは、静かに見守ることしか出来なかった。

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小説を読もう2021/11/13
  • 現在の作品愚かで憐れなシビーユ