あらすじ
淡い金髪に緑の瞳のアルゴッド・マーロウはジェダイン・オアシスの出身だった。予見者の家系だったが、彼の能力は、予知夢を見ること。
この力ゆえに幼い頃から、親と引き離されて、東方の神殿で育った。
16歳のアルゴッドは、なかなか眠れず、疲れてスランプに陥っていた。
ある時、アルゴッドは、神殿の聖女かもしれないという巫女見習いのエロイーズに恋をした。彼女といるたびに癒されて、疲れていた心も潤い充実していった。
一方、エロイーズは、先祖に聖女が出たという家系の女の子で、幼い頃は癒しの術を持っていたという。そのために神殿に送られてきたのだが、神殿では1度も力を発揮することは出来なかった。
神の存在せぬ世の中、奇跡の光の精霊を宿す女の子を求めて、神殿は躍起になっていたのだ。
そんな中、エロイーズに変化があった。ある日、自分が男で魔王を倒した勇者だと言い出したのだ。
その勇者というのが、酒飲み、女好き……酒が入ると前世の記憶が戻るらしく豹変するエロイーズ。
風の魔法使いだったことを思いだし、精霊と再度契約しようとするが、本当の名前までは思い出せてなかった。
ついでに魔王を討伐したと言い張るが、その記録もない。周りはエロイーズのことを嘘つきだと決めつけるが、アルゴッドだけは、エロイーズを信じていた。
神殿の筆頭予見師に彼女こそが、光の精霊を宿していると予見が下る。
だが、最終的な判断は的中率100%の予知夢を見るアルゴットに判断を委ねられることになった。