あらすじ
幼少期、謎の武装集団に自宅を襲撃され、無惨にも母親と弟を殺された天若ヒガサ。彼は齢十にして、復讐を強く心に誓った。しかし、組織の正体や動機が不明のまま、七年間何の手がかりも掴めずにいた。
ある豪雨の夕刻、高校二年になったヒガサはついに、家族の仇である組織の一員と遭遇する。だがその時、突如として一筋の雷が彼の脳天に直撃。生と死の狭間、極限の状態で少年の脳は覚醒し、常軌を逸した力を手に入れる。その力を危険視した政府は、理不尽にもヒガサに終身刑を言い渡した。刑罰を免れる方法はただ一つ、特脳軍情報局という国家機密組織へ入局し、自分と同様に脳機能が覚醒した危険人物や組織から国民を守ることだった。元より正義感の強いヒガサはそれを受け入れ、復讐の念を胸に秘めながらも正義の道を歩むことを決意する。
特脳軍情報局での厳しい訓練や数々の任務を通じ、少年は脳の覚醒率を徐々に高め、超人的な力を解放してゆく。その過程でヒガサは、政府や世界の偽りに気づき始める。
果たして復讐が正義と言えるのか、真に憎むべき相手は誰なのか、様々な葛藤を抱えながら少年が辿り着く未来とは――。
※※※※※※
カクヨムにも投稿しています。