あらすじ
夜の街に木霊する、助けを求める声なき声。しかし人々は聞こえの良い平等を謳い、都合の悪い現実に目を向けない。
そんな救いのない世界を、ひとりの男が駆け抜ける。
圧倒的な身体能力を駆使し、無償で人々を救い続ける彼は、いつしか "韋駄天" と呼ばれるようになった。
救われた弱者からは神の遣いとして、忌み嫌う悪党共からは厄介者として扱われる韋駄天。しかし彼は、他者からの評価など意に介さない。
彼は只、弱者を護る。
時に災害から、時に理不尽な暴力から、蹂躙される立場の人々を救い続けるのだ。
ある時は、世界を股に駆ける人類の守護者。
またある時は、ひきこもりのダメ人間。
制御不能なスーパーパワーに翻弄されながら、正しく生きる事を望む男の物語。