あらすじ
「あなたの願いを何でも三つ、叶えましょう」
戯れに擦った古びたランプから出てきた精霊にそう言われ、男は呆然とした。しかし、すぐに彼は鼻で笑った。
ランプの精霊はその反応が気になったようで、おや? という顔をした。男はそれを面白がり、その理由を長々と説明してやった。それを短くまとめると男は大金持ちで、すでに欲しいものは何でも手に入れている。この生活に飽き飽きしていたから、このランプのように嘘か真かいわくつきの物を買い集め、弄ることを趣味にしていたというわけだ。
結果、ランプは本物だったわけだが、欲しいものが思いつかない。男はそれをまたくどくどと自慢話を交えて喋り続けていた。すると、グゥーと腹が鳴った。気づくと、かなりの時間が経っていた。