あらすじ
新たに誕生した魔王とそれに従う魔族。
そいつらを殺し尽くして力の源である大地を封印するために選ばれた勇者と聖女、同じくその使命を遂行するための協力者として選ばれた賢者と剣聖と万能手。そして何の因果か勇者と聖女の同郷に生まれて、何があったのかそのまま使命を遂行する旅路に付き合うこととなったただの戦士である主人公。
特出した力を持っているわけではなかったが、最後の最後に復活した四天王と目覚めた魔神獣という化け物を単身で抑え込み続けるという役目を自らで課してそれを全うした主人公。それから10年に近い年月が経ち、勇者と聖女が結婚して子供が無事に産まれて育っているのを見て主人公は思い至る。
「婚活でもするか」
朴念仁、筋肉に感傷を奪われた男、憎みたいのに憎めない脳筋、クソボケetc.
同じく旅を共にしていた者の感情を理解出来ず、自身に向けられるありとあらゆる視線やら感情やらには鋭いくせに恋だの愛だのは察知出来ない鈍感朴念仁を超えたクソボケである主人公。そんな男が真っ当に婚活をしようとしている、それはかつての仲間たちを筆頭とした様々な人々が混乱し驚愕しそして感情を昂らせて一つの目的へと邁進させる。
「正妻の座を奪い取る」
その唯一無二の地位を求めて。