あらすじ

「私」は、密室のベッドに横たわる。 部屋にあるのは、天井、壁、ドア、己の載るベッド、棚、棚の中のラヂオと古時計。 ラヂオからは、私が離脱した戦争の戦況が流れてくる。 時計の文字盤は、ラジウムの蛍光塗料によって、四六時中、怪しく緑色に輝く。 特に娯楽はない。 私は、部屋から出ることはない。 一日四回、得体の知れない薬を投与しにやってくる男以外には、誰にも会うことはない。 時折、負傷時の悪夢のような光景を思い出す。 時計の針は、二十四時零分を迎えるのか。

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カクヨム
カクヨム2024/06/25
  • 現在の作品傷痍軍人と光る文字盤