あらすじ
「私たち、国立清和高等学校の生徒たちはある仕事を持っている。——人を殺す仕事だ。」
主人公の瑠璃香たちが通う国立清和高等学校は、通称「人民選別法」と呼ばれる法律で規定された「特別措置」を執行する機関。特別措置の対象となるのは、他人に迷惑をかけるなどし、国民の間で「社会悪」と認識された人であり、特別措置は基本的に自動拳銃を用いて執行される。特別措置は、従来より存在していた「死刑」に加わるような形となった。
このような人民選別法が誕生したのは、当時の政権が血迷った結果という意味ではなく、社会のさまざまな点にストレスを感じていた国民が望んだ結果誕生したものだった。
国立清和高等学校で特別措置を執行するための班に所属する生徒たちは、全員が身寄りのない子どもたちで、乳児院または児童養護施設での生活を経験していることが共通している。彼ら彼女らは高等学校に入学すると同時に十人ずつの組に分けられたうえで、それぞれの組の中で係に分けられる。
実際に特別措置を施行する係である「第一実行係」に配属された瑠璃香は、与えられた仕事である特別措置を次々を執行していくが、その中で、学校内の関係者や特別措置対象者たちと会話を重ねるなど行い、次第に自分たちを取り巻く環境について知っていく。
自身の過去から、最初は特別措置に肯定的だった瑠璃香は、人民選別法に翻弄されていく人々や社会を見ていくうちに、心が変化していって……。自分たちが「都合のいい存在」と思っていた彼女の考えは、正しかったのか。
制度とは何か、「社会悪」とは何か。——正義と欲望が交差する社会で織りなすSFアクション小説。
※この物語はフィクションです。登場人物・団体等はすべて架空のものであり、実在する人物・団体等とは関係ありません。
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※この作品には、残酷描写、暴力描写を含んでいます。また、軽微な性描写も含んでいます。苦手な方はお控えください。
※本作品は、第30回スニーカー大賞(後期)に応募している作品です。応援いただけますと幸いです。
※上記公募に応募する内容については、2024年9月14日(土)まで、【月・水・金・土・日】の週5で更新を行います。更新時刻は、すべて18:00です。
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