あらすじ
さのさわ出版のIT部に勤める大橋ゆみ子は、人事異動で初めてチームリーダーを任された晩に、いきなり深夜の電話で叩き起こされる。システム監視コンソールに、サーバー障害のアラートが出ているという。
状況を確認すると、リモート端末の画面に見たことのないメッセージが表示された。
「このサーバーの中身は、全て暗号化した。暗号化資産で10万ドル支払えば問題なく復元する」
ランサムウェアに感染した?!
急ぎセキュリティセンターに連絡を取ると、驚愕の事実が判明する。社内環境に構築してあるシステムの半数にランサムウェアが感染し、今も被害が拡大しているらしい。
これが、さのさわ出版IT部とサイバー攻撃集団との死闘の始まりになるとは、この時のゆみ子には想像もできなかった。
登場人物
・大橋 ゆみ子
IT部 第二オペレーショングループ長。新任のグループ長で、部下の田中君に支えてもらいながら、システム復旧に向けて奮闘する。
・田中 人望(ひとみ)
IT部 第二オペレーショングループメンバー。見た目は金髪ショートヘアで小動物のようなかわいさだが、中身はガッツのあるボイで酒豪。ITのスキルは群を抜く。
・難波 修
IT部 オペレーショングループ課長。大橋の上司で、頼りになる先輩。
・酒井 守
IT部 ネットワークグループ課長。難波と同期で、社内システム全般に通じている。
・吉岡 浩三
セキュリティセンター主任。冷静で論理的な判断ができる切れ者。
・飯田 惟
IT部長。社内政治にも長けた豪傑。
・安寺
IT部 開発グループ課長。
・大河内
IT部 第二オペレーショングループメンバー。統合会計パッケージ(ERP)が得意。
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KADOKAWAグループへのサイバー攻撃が、この作品を書くきっかけになっていますが、この作品はモデル小説ではありません。
・この物語はフィクションであり、現実の事件、人物、団体とは全く関係ありません。
・ITシステムの描写は、現実のシステム構成を反映しているものではありません。
・サイバー攻撃や、それに対する対策の描写は、現実の手口や対応を反映しているものではありません。
本やコンテンツを愛し理不尽な暴力に対して全力で戦っている人々に、最大の敬意を払い、応援しています。