あらすじ

シャイアン・ライジャリーは当代リシルファーノ五世の〈犬〉である。 彼は生まれ育ちも完璧で美しく成長し、勿論文武にも優れ筆頭近衛騎士として玉座に近く侍っていた。王補に、そして王太子に望まれ、輝かしい将来は揺るがぬものと──誰もが信じていた。 嵐の夜、彼が家族を皆殺しにし、王太子達を弑し、その首を見捨てられていた王女に届けるまでは。 「成る程、お前がわたくしの犬か」 シャイアンは誰の為でもなく、たったの一人、シャイアンの女王の為に生きていたことを、誰も知らない。 「これが、愛です。私の、貴女様への愛の証」 ──リシルファーノには犬が付く。リシルファーノの言うことしか聞かず、リシルファーノの為ならなんでもする、リシルファーノだけの犬が── シャイアンというロワライナ興国きっての悪魔と、その悪魔の所業と、そして彼に振り回された多くの人間達の人生の連作。

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小説を読もう2024/06/16
  • 現在の作品悪魔のシャイアン