あらすじ
マエザワ・ユウゴは先月から新しい職場で部長会のための資料作成の仕事を始めている。
今度の職場ではユウゴは一回りも年下の正社員ヤマグチに馬鹿にされていた。ユウゴは45歳になっていた。
前妻と別れて5年、アキコと再婚して2年が経っていた。
ユウゴは新卒で入った会社を4年で辞め、それからずっと派遣社員として働いていた。
アキコと2人で働いてようやく生活が成り立つ、今の生活を続けるので精一杯だった。
養育費を支払い続けているのも重しとなっている。
アキコは別の派遣会社から来ていた派遣社員だ。
ユウゴと同じように正社員を辞めていたので価値観が合った。
これからの人生に安心と安定といったものがないかわりに希望を語った。
子供をもうけることはおろか、家を買うなど到底考えられそうになかった。
アキコが嬉しそうに人生の計画をノートに書き出すのがユウゴにはうっとおしかった。
まるで、自分には到底できもしない未来を要求されているようで息が詰まった。