あらすじ
辺境貴族の令嬢、アリーシャ・ナイトベルグは8歳の時、自分が転生者だと気づく。
自らの才能を神に問う『スキル選定の儀』で、前世の記憶がよみがえったのだ。
だが儀式で『もふもふ召喚』という、もふもふした生き物の召喚というスキルを授かってしまう。
おまけに子犬を召喚したことで、まともな魔獣も呼び出せぬハズレスキルと認定。
スキルに期待していた実家から勘当され、子犬とわが身を守るために家を飛び出す。
しかし、逃げたアリーシャを助けた特級召喚士の青年ロランは、『君こそ世界に必要な神獣召喚士だ!』と困惑する彼女に保護を申し出た。
どうやら、この世界の神獣はすべからく『もふもふ』しているらしい。
そして『もふもふ召喚』こそ、神獣を召喚し、この世界を魔物から守るのに大切な能力だった。
ロランの案内で、アリーシャは豊かな自然に囲まれた、もふもふ達が集う秘境『風谷』に迎えられる。
風の神獣、水の神獣、さらには火や土の神獣に、古代のドラゴンまで。
『風谷』はどこか日本の里山に似て、お屋敷は古民家風で――?
これは疲れたアラサー転生者が、優しいもふもふと温かい仲間に囲まれ、実は神スキルだった『もふもふ召喚』を駆使して自分だけでなく世界を癒し、欠かせない存在へと成長していく物語である。