あらすじ

─────おぎゃあ……おぎゃあ…… 高秋に女の子が産まれた。 「秋奈、パパだよ」 高秋は手を震わせながら、生まれたての我が子を抱き上げ、涙ながらに声をかけた。すると、産声をあげていた秋奈は父親の高秋を見ると、ピタリと泣き止んだ──かと思ったら。 ……ニタリ。 秋奈が不気味に微笑んだ。その瞬間、高秋の背筋がゾクリとした。赤ん坊がニタリと微笑むものだろうかと、高秋は頭を振り、もう一度秋奈を見た。 だが、秋奈はキャッキャと屈託なく笑っていた。怪しさを含む微笑みなど微塵もなかった。 高秋にとって、秋奈は初の子だった。自分に子がちゃんと育てられるのだろうかという不安がそう見せたのだろうと思い、特に気にも留めず高秋は。 「これからよろしくな、秋奈」 と、秋奈に微笑んだ。 秋奈が小学一年生になったある日のことだった。秋奈が高秋に言った。 「ママはね……殺したの。私が」

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小説を読もう2024/06/14
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