あらすじ
「おにぃなんて嫌いだ、魔法の使えないおにぃなんて」
ここはゲームの世界で、自分は主人公に断罪される悪役貴族だったのか───自分が何者であるか気づいたその日はまだ己が幼き頃であり、いくらでも修正の効く段階であった。
「……夜逃げするか」
だが、そんな中で僕が選んだのは貴族として更生して生きていく道ではなく、そもそもとしてゲームとしてのレールから外れる選択肢だった。
もう自分の面倒な立場から逃げ、自分の好きだった世界の、世界観を楽しみに行く───そんな決意でもって家から離籍した僕の後を、なぜか嫌っていたはずの妹が追いかけてきていてっ!?
あれ?なんか、ストーカーのようについてくる妹ってば病んでない?