あらすじ
とある一人の青年が病気により亡くなった。
その青年は若くして事業に成功しており富豪と呼んで差支えないほどの資産を有していた。
青年は遺言を残していた。その内容は「自分の遺灰は月に埋葬してほしい。」といった内容のものであった。
奇抜な願いにも聞こえるが青年が生前に費用の支払いも含めほぼすべての手続きを完了していたこともあり青年の遺灰は滞りなく月に埋葬される運びとなった。
屋外で月を見上げる一人の女性がいた。
その女性は青年の元でメイドとして働いていた。
月明かりの下、女性は何度となく時計を見る。
青年の遺灰を運ぶロケットの打ち上げ時刻が近づいているのだ。
女性の右手には手紙が握られている。青年が女性に宛てた遺書である。
遺書の内容はこうだった。
「メイドとして働く貴女と接しているうちにいつしか愛してしまっていた。病気によって余命が長くないため気持ちを伝えることができなかった。お互いの仕事が終わった後に月を見上げながら談笑をする時間が何よりも大切な時間だった。気が向いたときにたまにで良いので月を見上げて自分のことを思いだしてほしい。いつまでも月から貴女の事を見守っている。」
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第1回 このイラストに小説を! 架空のラノベ出版企画「#ifラノベ」参加してみました。
10話くらいで完結の予定です。
https://kakuyomu.jp/user_events/16817330648136446501
小説をイメージした編屋さつき様のイラストです。
https://twitter.com/kisaragisatuki/status/1575802903776071681?s=20&t=W1n4FCIblG68HJeI5P2kNw