あらすじ
「ごめん...。私...実は結婚することになったの?」
「...?結婚することになった...?どういうこと?」
「私...ほかに付き合っている人がいて...」
「浮気してたってこと?」
「違うの...。千くんが浮気相手なの」
どうやら俺は彼女に捨てられてしまったらしい。
いや、正確には彼女いわく俺はただの浮気相手だったのだが...。
27歳独身の俺には大好きな彼女がいた。
学生時代は何も青春らしいことを送ることもできなかったのだが、社会人3年目に出会ったのが彼女だった。
友達が開いた合コンで知り合い、そうして半年ほど友達として仲良くしている中で、なんとなく大人の関係になったのだった。
それからも2週間に1回程度会うようになり、告白はしていなかったものの「好きだよ」とは言い合っていたし、てっきり彼女だと思っていた。
しかし、そんなある日のこと。
彼女が突然俺の家に来てこういったのだった。
「ごめん、私結婚することになった...」と。
そうして、理解もできないまま彼女が俺のもとから離れていった。
それからは絶望の日々で何のやる気も起きず、ただ働いて、寝て、おきての日々。
一体自分は何のために生きているのかもわからず、それでも立ち直らなきゃと思っていたころ、高校の頃の友人から連絡が来て久々に会うことになった。
そして、その友人に1人の女の子を紹介された。
それが高校の頃学校で1番可愛いと噂の識宮玲...の妹だった。