あらすじ
クリスマスイブの日。
自宅マンションへと帰ると、隣室の前にうずくまるギャルがいた。
「鍵……失くしちゃった」
「あー……」
同情はする。
だが余計なお節介は禁物だと、一旦は放置した。
──しかし、それではまるで薄情者ではないか。
俺は世間に「これは人助けだ」と言い訳をしつつ、自室からコタツを引っ張り出す。そしてそのまま、マンションの廊下にて酒宴を開いてしまった。
「クリスマスケーキもあるけど、食べる?」
「食べるー!」
クリスマスケーキを取り分けて、ビールのプルタブをカシュっとし、楽しくやっていたのなら──
「あーっ!」
突然に大声をあげるギャル。
「ねえねえねえお兄さん、聞いて聞いて聞いて!」
「はいはいはい、とりあえず落ち着いて」
彼女が言うことには、とても不可思議なことがあったという。その結果、彼女は部屋から閉め出されてしまったのだと。
そして彼女は、怪訝な顔をしている俺に対して、こう要求してきたのである──
「お兄さんさー。一緒にこの謎、解いてくんない?」
雪降るホワイトクリスマス。
玄関前の廊下にて繰り広げられる、とある男女の推理劇、ここに開幕。
※たいした謎ではないので、たいして期待せずに楽しんでください。謎解きが始まるのは六話からです。