あらすじ
新米騎士のセナは入団後たった十日でヴィラスター王国の王女・セレニアの近衛騎士に選ばれたスーパーエリートである……と、思われている。
だが、実際はひょんなことからセレニアの正体が第二王子・サイラスであることを知ってしまったため、口封じとして手元に置かれているだけだった。
「一国の王女が男性」というとんでもない秘密を握っているセナだったが、セナもまたセレニアに自身の秘密を知られていた。
セナも自身の性別を偽っていたのだ。
この国では騎士は女人禁制。
しかも男尊女卑が徹底されているため女性が男性のふりをするのは死罪だ。
「お前の罪は不問とする。その代わり、俺のことも絶対に内密にしろ。秘密が漏れそうになった段階で、俺はお前を切る」
ということでセレニアに見張られているセナだったのだが、「壁ドン」されたり、「あごクイ」されたり、セレニアにからかわれる毎日。
だが、共に暮らしていくうちに根は温情なセレニアに惹かれるようになっていく。
そんなセレニアには殺害をほのめかす脅迫文が送られていた。
襲われる騎士。着々と迫り来る魔の手。
けれども、セナには騎士として致命的な弱点を持っており――
果たしてセナは偽り雄姫を護れるのか。
そして、彼の命を狙う犯人とは?
騎士と王女(?)の身分差異世界ラブストーリー。