あらすじ
今の世の中のひとびとの心をある意味差し抜くような、でも温かい、オリジナルのお話です。
生きたいのに生きられないひともいるのに、命を粗末にするな!
その、生きたいのに生きられないひと、生きたくないのに生かされるひと、交換ノートでの会話形式で小説にしました。
どちらも私の中にある、昔の自分の行動であったり、フィクションながら、この世界のノンフィクションでもあります。
登場人物は主に小学生の、男女二人です。
まだ幼きながら「病気」に苦しみ、病院、という場所で、皮肉なシチュエーションで運命的な出逢いを果たしました。
ですが、少女は身体の病を、少年は心の病を患っていました。
生きたいのに生きられない少女と、生きたくないのに生かされていると言う少年は、お互いに
反する願いを持っています。
それでも、どこか通じ、感じるものがあった二人は、お互いの治療のため会えない時間を縫い
使い、交換ノートを始めることにしました。
この作品のひとつの問いかけるテーマ性でもある言葉。
『生きたいのに生きられないひともいる、命を粗末にするな』
そのもっともな言葉によって、実は深く傷つくひとがいることを、矛盾した立場の二人は共に共鳴していました。
未熟な身体と心で闘う少し名言は例え小学生、でも、十代〜を中心に、大人まで響く力があると信じています。
この世界に生きるのひとの辛い気持ちが、ちょっとでも、息続けることに、生き続けることに、希望になれる「思考」を知ってほしいと、作りました。
そして、物語が走馬灯の様に終息する、結末はどうなるのか?
「一年間」で終わるこのノートには、どうでもいいような言葉が散りばめられたようで、切なくかけがえのない毎日、そして、『命』の軌跡が尊く残っています。
本当のリアルは面白くなんかない。ただの日常が愛おしい。
それをそのままお届けします。
少女から少年への最期のどんでん返しの心情と、実は少女が本当に抱えていた事実や真実。少女が託した、少年の、この先の「未来」とは?
最後には、少女から少年への言葉に伴い同時に読者さんへの言葉とプチサプライズも。
ぜひ楽しんで頂ければ幸いです。