あらすじ
とある魔法学園に通う一人の魔女――アリス・テレジア。
魔法大学二回生の彼女は、窮地に立たされていた。
「次の魔法実技で基準を満たせなかった者には退学してもらう」
実技試験は、魔法の攻撃力を計測するだけ。求められる数値はC級魔法を使えれば簡単に達成可能なレベル。
学園の生徒たちは、余裕でクリアできる課題だと考えていた。
しかし、アリスには大きな問題があったのだ。
「私、D級魔法しか使えないんですけど……」
アリスは学園で唯一、C級以上の魔法を一つも習得していない落ちこぼれ生徒であった。
何としても留年を回避したいアリスは、実技試験をクリアする方法を必死に考える。
寝食を忘れて魔法と向き合い続けた彼女は、遂に打開の一手を打ち立てた。
「D級魔法同士を複合させて超高出力の魔力反応を起こそう!」
そうしてアリスが始めた研究は、既存の魔導学の常識を凌駕していた。
これは、いつか【魔導の王】と呼ばれるまでに成長する魔女の物語。