あらすじ
あらすじ
自分より優れている弟を持つ兄の気持ちを考えたことがあるか?
幼い頃から弟は僕より先を歩いていた。
何故…?
純粋にそんな疑問を持っていた…。
二つ下の弟は中学生になって道を踏み外した。
悪い友人を持つようになり街でも有名な不良グループに属するようになる。
僕はそこで安堵していた。
弟が道を踏み外してくれたお陰で…
僕は弟よりも優秀であることを証明できる。
そう思ったのも束の間だった。
弟はまともに授業を受けていないというのにいつだって成績トップだった。
そこから僕の劣等感を抱える人生は大人になっても続く。
高校、大学と進学していく僕と。
街で沢山の人間と人脈を築く弟。
そして僕が25歳になった年のある日のことだった。
一人暮らしの家でエ◯ゲーをお◯ずにそのまま寝落ちしてしまっていた…。
偶然にもその日…
弟が一人暮らしの家に顔を出すなんて思いもしないだろ…。
「兄貴…二次元の女が好きなのか?」
呆れている弟は僕にあらぬレッテルを貼るようにして嘆息する。
「兄貴が◯犯罪を犯す前に俺がリアルの女を見繕ってやる」
弟はそれだけ言い残すと僕の家を後にするのであった。
そして後日。
僕の一人暮らしの家に見目麗しい美女がやってくることになる。
「猿彦様より貴方様の便◯を仰せつかってまいりました。自由にお使いください」
だが僕は知っている。
弟は同性愛者だということを…。
しかも愛情を向けている相手は…。
猿彦が抱えている女性の多くは弱みを握られて傍にいるのだ。
そして今回のように自分が抱えている女性を遣いに出す。
僕も弟に弱みを握られているようなものだが…
僕も弟の弱みを握っているようなものなのだ。
そうしてここから何でも持っている弟と劣等感を抱える兄を中心とした歪な愛憎劇は始まろうとしていた。
続きは本編で!
この物語はフィクションです。