あらすじ
いつだって世界が終わることを望んでいた。でもこの退屈な世界はそんな簡単に終わってはくれなくて、終業式の朝、息苦しいあの町を飛び出した私は真夏の東京を生きる。渋谷の街でファミレスの窓ガラスを吹き飛ばした少女は自分のことをカミサマと名乗って、1999年に終わらせ損ねた世界を改めて終わらせるんだって、そうして何故か私と一緒に東京タワーに登ることになって。そこから始まるカミサマとの日々。思い描く終末。お兄ちゃんのこと。カミサマの不思議な力。「世界の果て」を目指して、北に、北に、進んでいく私たちの本当の家出。
終わりなき日常はいつまでも続く。そんなこと解ってる。でもやっぱり、きっと誰もが心の何処かで、いつだってほんのちょっぴり世界の終わりを想っているんだって、そんな風に私は思う。