あらすじ

「絶対に、迎えにいくからね!」 そんな言葉を信じ、8歳のバネーラは森で独り、ママを待ち続ける。 だけどそれから、50年が経った。ママはまだ来ない。 寂しさと孤独、悲しみに、心が削られていく。 そんな日々を一変させたのは、同じ捨て子のヴァネットだった。 悲しみを紛らわすように、バネーラの生活はヴァネットを中心に回っていく。 悲しみも寂しさもあるけれど、その生活に、「怒りと喜びと楽しみ」、そして「生きる意味」が加わっていく。 バネーラは、ヴァネットのために。ヴァネットは、バネーラのために。 親に捨てられた2人は、互いを支えにしながら生きる。 だけどバネーラの心のなかには、拭えない恐怖があった。 「もしもヴァネットが、ママと同じようにいなくなっちゃったら?」 怖くてたまらないバネーラは、「森の外に行っちゃダメだよ」とヴァネットに強要する。 ヴァネットはその約束を律儀に守るが、あることがきっかけで、森の外へと出て行ってしまう……。 そうしてヴァネットは「森の外」の楽しさを知り、とある少女、シフルに出会う。 これは、愛を知らない8歳の老婆と、愛を欲する7歳の少女、そして、友情を欲する少女たちのハッピーエンドなお話。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2016/06/20
  • 現在の作品8歳の老婆と、忌み子の森。