あらすじ
【あらすじ(オチまでのネタバレあり、初見非推奨)】
女子高生・栞は美容室に通っている。そこの美容師・夕陽さんに恋をしているからだ。栞は髪を切ってもらった後、夕陽さんにプレゼントを渡す。
学校に行くと、友人から「少し浮いているクラスメイト、白鳥さんの家に皆で泊まりに行こう」と話誘われ、接点のなさに困惑するも承諾する。
その日、栞はクローゼットを整理する。山積みになった化粧品は全部盗品だ。栞はそれを売ってプレゼントを買っていた。
翌朝、一緒に行く予定だった友達は皆緊急でバイトが入ってしまい、一人で白鳥家を訪れる。やけに気合の入った格好の白鳥と会話する中で部屋にエレクトーンがあるという話になり、それをきっかけに「一緒の塾にいた栞が昔演奏しているのを見て惚れた」と告白される。栞が断ると白鳥は豹変し、「夕陽は私のことが好き」「性的暴行を受けた」と暴露する。
栞は白鳥家から逃げ出して美容室で夕陽に会う。真偽を確かめると「私の恋を邪魔しないで」と言われ、絶望する。
栞はそれ以来学校を休んでいた。美容室の予約画面を見ていると、夕陽の指名予約がどの日時でもバツになっていることに気づく。そこに「夕日のことが知りたかったら私の家に来て」と白鳥からメッセージ。栞はいてもたってもいられず白鳥家へ走り、そこで「金沢まで行こう。着いたら話す」と告げられる。
敦賀駅。白鳥から「もう振り向いてもらうのは諦めた。けど盗みはやめて」と伝えられる。栞からすれば無理な話だった。
気まずいまま、電車は芦原温泉駅へ、そしてタクシーで夜の東尋坊まで。崖に座って二人で話していると「電話してくる」と白鳥は歩き出し、そのまま飛び降りる。白鳥の残したスマホには夕陽が起訴されたことが示されていた。
栞は夕陽のバッグを開ける。財布には、18万円が入っていて、これがあれば夕陽さんになんでもプレゼントしてあげられると空想する。しかし、その18万円は全て電話ボックスに置いていく。
自分のお金で金沢まで行く。