あらすじ
2XXX年。ソーシャルディスタンスは一時的なものではなく、新しい常識として常態化されてしまった。コミュニケーションからは表情と身体性が奪われ、バラバラな個々人は(ほぼ無自覚ながらも)希望と活力を失っていく。
しかし、そんなある日。「完全なる仮想現実」を実現するRPG・VRMMOゲーム『ファイナル・ドラゴンズⅡⅩ(通称:ファイドラ)』が発売される。仮想現実のゲーム内では“現実と同じ感覚”で人とコミュニケーションが取れる上に、いかなるウィルスも絶対に感染しないので、マスクも距離も求められない。人類はこのゲームに飛び付き、50億のプレイヤー人口を誇った。