あらすじ
比企龍夜と草原優希は瀬戸内海に浮かぶ紡雁島に暮らす幼なじみの高校生。
龍夜は異世界スカリゼイにて勇者召喚され、二年の旅路の果て仲間と共に魔王討伐を成し遂げる。
山一つ、城一つを消し去る勇者の強大な力は生活に不要と封印し元の世界に帰還するが、島は暗闇に包まれ死霊が溢れていた。
優希は龍夜の弟、白狼の一方的な好意に辟易としていた。
島の開発を強行する比企家に島民の誰もが反対する中、起こった地震。
気づけば一人漁船で海を漂流しどうにか島に帰り着けばゾンビが溢れていた。
更には島民を襲う謎の武装集団、異形化する人間まで現れる。
目の前にあるのは死と暗闇。
日は昇らず死者は生者の血肉求めて暗闇を徘徊する。
まさに殺るか、喰われるかの極限状態!
それでも龍夜は勇者の記憶を武器に生存者を探し進む。
それでも優希は家族の生存を信じて迷い子のように暗闇を進む。
互いの存在に気づくことなく……。