あらすじ
日常の中で何も見いだせずにいる、高校二年生の少年。【柊 翔】彼がこっそりと恋心を抱いている【島田 海】その二人の前に翔の事を知っている謎の転校生。【柊 雫】が現れる。
「私は、未来から来た翔君の娘なの!」
翔と二人きりになった途端そう主張する雫だが、翔はその言葉が信じられなかった。
だが雫は自分しか知りえない秘密を知っていた。それだけではなく、雫の翔に対する献身的な姿勢にドンドンと翔も雫の言葉を信じていき、それと同時に翔の目線からは、少しずつ同級生の女の子から娘に対する目線に代わっていく。そんな中雫から急に、
「おじいちゃんに連絡した方が良い」
と提案が飛んでくるのだが翔にとってそれは触れられたくないものだった。
だが、それをどんなに伝えても引き下がらずに押し通してくる雫に、翔は折れて父親に連絡する。
すると、今までは仕事優先の人間だと思っていた父親が翔を優先してくれ、そのことが嬉しかった翔だったが、それと同じほど喜んでくれる雫の姿に、とうとう雫が自分の娘だという事に納得をする。
そうして翔の父と会うが父の凄さと、初めて見る雫の大人と張り合うような姿に、翔は自分と言う人間がどれほど子供だったのかと思い知らされる。
雫に対する劣等感と自分の情けなさを知った翔は、それでも自分は親なんだと思い一人。親になることを決意する。
そして、雫がこの時間にタイムスリップしてきた目的と、恋するだけの普通の女の子の海との関係が徐々に変わっていく。
そんな子と親。子供と大人の心情と絆を書いた。青春ファミリーストーリー
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