あらすじ
<ネタバレこみのあらすじになります>
少子化が進み、将来に希望の持てない若年層の自殺率が上昇し、自殺した自分の子供の後を追うようにその両親までもが自殺するケースが増加した日本は、死んだ人間を蘇生させることを許可する、復帰転生法。通称、ゾンビ法案を施行する。
宍戸儀一の幼馴染、森下弓子は小学四年生の時に交通事故で亡くなったが、この法律が適応され、死体のまま蘇り、復帰者となった。
月日は流れ中学二年生になった二人は、儀一は生きている人間として成長し、死体の弓子は小学四年生の姿のまま、一緒に学校へ通っていた。
だが、中学校に進学してから儀一は弓子との距離感がわからず、また弓子がまたいなくなってしまうことを恐れ、弓子との接し方に悩む。そんな時、若桑みどりという美人の転校生が儀一たちのクラスにやってくる。
小学四年生の姿をしている弓子とは違い、外見的にも自分と同じ中学二年生のみどりに、儀一は惹かれ始める。席が隣同士ということもあり、距離を縮めていく儀一とみどり。
弓子も必死に儀一にアピールするが気づいてもらえず、儀一が自分のことを幼馴染としてしか見ていないと言っている場面に遭遇し、弓子はその場から逃げ出す。それは、儀一が弓子との関係を壊したくないために言った言葉だった。
自分の中途半端な言葉で弓子を傷付けた儀一は、彼女の後を必死で追う。だが、姿が見つからない。
弓子が火葬場で死体の自分を燃やして死のうとしていると思い至った儀一は、懸命に火葬場へと向かう。が、儀一が到着してすぐに、火葬が始まった。
弓子ともう会えないと、彼女の名前を叫び、泣く儀一の後ろから、弓子が声をかける。方向音痴の弓子は、今までずっと道に迷っていただけだった。
告白しあった二人は今よりも強い関係になり、手をつないで帰路につく所で、物語は終わる。