あらすじ

安相類は過去の経験からまっすぐで優しく困っている人を決して放っておけない性格である。  高校の同級生であり思いを寄せている三春心と交流を深める中で彼女が人の感情を食べる力を持つこと知る。  それは味も分かる上に栄養にも変換される便利な力であった。類のまっすぐで優しい感情は心の好みの味であり、心も類に並々ならぬ思いを持つことになる。 同時に心と類は友人の西本尊琉、増子幸とともに文化祭の実行委員となり、鯉のぼりに恋のメッセージを縫い付けた恋のぼりの作成を行う。心の大好物である恋の感情を集めるためでもあった。  一見すると優等生の心だがその力のせいで人間関係や家族関係に様々な問題を抱えており、友人や恋人を作ることができずにいた。類のアドバイスで友人を作る決意をした心は類にさらに思いを寄せることになり、類も自分の気持ちを伝えようとするが告白を心に止められてしまう。  困っている人を放っておけない精神により今まで助けてきた人々の協力を得てその理由や打開策を探っていく類だが、心の両親の離婚、それによる家族関係の悪化が原因であることにたどり着く。  類や心の担任であり心の両親の後輩でもある須藤の協力により、離婚の後、心と会うことがなかったという心の父親と会いその本心を聞き出すことにより心の家庭の再構築へ向かわせることに成功する。  前に進みだしたある日、心がその力の影響によって危険な状態に陥ってしまう。  心の力には一度に大量の同じ感情を摂取するとその感情にしばらく取り囲まれてしまうという欠点があり、このときの心はネガティブな感情に支配されてしまっていた。解決のためには大好物である恋心というポジティブな感情を与えれば良いと考え、作り続けていた恋のぼりや尊琉や幸の恋心、類自身の恋心を与えることで心を救い出し、両親にも認められる。  文化祭の閉会式、全校生徒の前で二人は告白をして結ばれる。

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カクヨム
カクヨム2024/03/04
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