あらすじ
「むっ!? 君、強いな!? 私と一戦交えてくれないか!?」
「坊ちゃん、そうやって誰彼構わず勝負を挑むのやめてくださいよぉー!」
かつて、数多の戦争で活躍した男がいた。
その男は戦闘を好み、強者と戦い続け、大陸に名を轟かせた頃寿命によって亡くなってしまう。
しかし、次に目を覚ました時———何故か三百年後の世界に住む、病弱な王子の体になっていた。
「ふむ……もしや、私は転生したのか?」
二度目の人生、まだまだ潤わぬ戦闘の渇き。
男は再び、高揚感と臨場感を求めて自ら戦いを求めていく。
馬鹿にする兄を、令嬢を襲う盗賊を、聖女を守る聖騎士も、稀代の天才魔術師も―――全員倒す。
「ふっ、ははははははっ! やはりいいっ! これだからやめられんのだ、戦いというやつは!」
「あっ……これ、もう私は止められないやつです」
これは病弱で無能と呼ばれた王子が、大陸で名を轟かせるお話。
もう一度、昔のように戦いを求め続ける男の物語である―――
「さぁ、戦《や》ろうか! 貴様は強くて私の目の前に立つのだろう!?」