あらすじ
本が大好きな書店員・美里がひとり暮らしをしている部屋にある日の夜、突然騎士装束の怪しい男が現れた。
驚き、疑いながらも会話を試みると、ウィルフレッドと名乗った男は「妖術をかけられて、気がつけばこの部屋にいた」という。
まるで物語みたいだと思った美里は悩んだすえに、彼を部屋から追い出しておしまいにするのが名残惜しくなり「このまま、この部屋に滞在しないか」と誘った。
戸惑いながらも、その提案を受け入れたウィルフレッドと、奇妙な同居生活を始める。
ウィルフレッドは、自分でも「かなり頭が固いほうだ」と言っていたが、とても誠実な人柄だった。
現代日本の文明や文化から、もっと日常的な事柄まで、さまざまなことを教える日々はとても楽しかったが、美里は少しずつウィルフレッドに惹かれていってしまう。
いつか元いた世界に戻ることを彼が望んでいると、わかっていながら……。