あらすじ
柳日凪(やなぎひなぎ)
博多出身の人気高校生モデル、同年代なら誰しもが彼女の名前を知っているだろう。
方言が可愛く愛嬌があり、絶世の美少女。
そんな柳に俺、一色和泉(いっしきいずみ)は、
「あーたカメラちゃんと構えなきゃ撮れなかろーもん!」
こっぴどく怒鳴られていた。
俺が通う都内の高校に仕事の都合で転校してきた柳。
当時、大ファンだった俺は転校してきたことは愚か、同じクラスになったことに浮かれ、お近づきになった。
その結果、カメラが趣味と口を滑らせ、今は柳のカメラマンとしてこき使われている。
俺の思い描いていた柳の姿はただの幻想で、素の柳は方言に可愛げもなく態度が悪い。
唯一可愛いとすれば、どこに出ても変わらない可愛さの顔だけだ。
これが、大ファンの前に当時とつく理由。
そんな彼女の「元」大ファンの俺は、
「早く撮影始めるばい! 時間がもったいなかろーもん!」
今日も柳にカメラを向ける。