あらすじ
※コンテスト応募のため、このあらすじにはネタバレが含まれます。ご注意ください。
エレベーター内で、まるで食い荒らされたような男の死体が発見された。
ここ最近、同様のエレベーター内での怪死事件が続出している。これは殺人か、事故か、あるいは未知の生物による災害か?
事件の捜査を担当する羽目になったのは、強行犯係に所属する新米巡査の日ノ本結友に加えてそのお目付け役のベテラン刑事である参道光一郎。そして、新設された陰陽対策係唯一のメンバー、雨宮縁の三人だった。近年増えているという、人知を超えた力や人外の存在による犯罪、それを防ぐ専門家が陰陽対策係である。オカルト事件を発生させた人間を逮捕できる法律“霊的脅威対処法”の施行を受けて新設されたのだ。
やがて、彼等が辿り着いた被害者たちの共通点。それは、犠牲者たちがすべて同じおまじないを試していたことだった。
被害者の一人、芝園理露にSNSでエレベーターのおまじないを教えた女性は、ユーチューバーのセキエイの動画から情報を得ていたという。結友たちはそのセキエイから、さらに某大型掲示板の書き込みでおまじないを知っていたという話を聴く。書き込みをした人間は、とある占い師から情報を得ていたようだった。
さらに、この儀式を行って消える人間は皆同じライトノベルのファンだったということにも行きつく。
捜査の果て、結友たちは事件の真相に辿り着くことができた。全てはセキエイが、例のラノベのファンから嫌がらせをされて異世界へ消えた恋人を探すため、そして彼女を追い詰めた存在に復讐するために始めたことであったのだ。占い師、ジュリアン早智子に異世界へ行く儀式を作って貰い、その儀式を広めさせていたのだ。
捜査中、光一郎の娘までもが儀式を試して異世界へ消えてしまう。彼女を無事異世界から連れ戻す縁。結友もまたセキエイを必死で説得し、彼に儀式の拡散をやめさせることに成功するのだった。
※この物語はノベルアップ、エブリスタにも投稿しています。