あらすじ

20XX 年、銀河規模にまでその版図を拡大させた人類。 だがいくら技術が進化しようと人の心は進化しなかった。唯一の統一政府である銀河共栄連合は凶悪犯罪の増加に伴う治安悪化に対応するために大幅な改革を行った。この改革ではこれまでの銀河史で類を見ないほどの刑罰の重罰化、近年少年犯罪の増加も顕著であることから未就学児以外の未成年も大人と同様の刑罰を受けるものと定められた。 そしてもう一つ、新たな刑罰としてその惑星に体一つの状態で絶対に生きては帰れない過酷な環境の惑星に投げ出される実質、死刑よりも重い刑罰、「星流しの刑」が作られた。 そんな星流しに使われたの星のことを人々はいつしか「プリズニア」と総称するようになった。 そしてこの改革が行われてから五十余年の月日がたった… アレニウス星系の第3惑星、通称プリズニア6。 この星は今から約数千年前に先住民であるアレニウス人が移住し、それから長い間外界との交流を避け平和に暮らしていた。 しかし銀河共栄連盟の旧植民地政策によりアレニウス人と連盟の間に対立が生まれやがて武力衝突に発展。連盟の核攻撃によりもともとは我々人間の母星である「ガイア」と同等の自然豊かだったこの星の環境は完全に破壊された。その結果アレニウス人は絶滅し、星の環境も大気や土壌、何もかもが汚染され容易に人が足を踏み入れることが出来ない惑星に変貌してしまった。 銀河共栄連盟の後にできた銀河共栄連合はこの星を元の姿に戻そうとテラフォーミングを試みたが失敗し、計画は頓挫してしまった。 それ以降この星は何千年もの間放置され続けていたが、先の刑事改革が行われた際に新設された通称「星流しの刑」の未成年受刑者の星流しの星に選ばれ、それから約半世紀がたった今、人ものの未成年受刑者の刑を執行し続けていた。 そしてプリズニア6に放出した囚人たちを監視するため、プリズニア6の静止衛星軌道上にある監視ステーションから受刑者の監視やさらには惑星への受刑者の放出を行っていた...

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カクヨム
カクヨム2024/03/01
  • 現在の作品プリズニア(成長篇)