あらすじ
機械が子供を産む時代、感情は不必要とされ差別の対象になり、人々が他人に愛着を抱かない世界である奇病が生まれる。赤い糸症候群という奇病は、自分と相手の恋愛感情が生まれると互いの小指に赤い糸が見え、触れ合うと触れた部分から腐り落ちるという病だ。
サラはこの奇病の隔離施設の看護婦であり、かつてこの病を発症したユウを担当している。ユウはサラに「人を愛さなければよかった」とかつて恋におちた相手との過去を話す。
同じ子育てアンドロイドB15に育てられ、彼の形見であるビロードの目をお互いに持っていたことで興味を持つ。彼女はB15に教えられた笑顔という表情を使って昔の人間がどうやって生きてきたのかすごく興味があると話し、交流を重ねるうちに彼らは恋に落ちる。互いに自分たちが赤い糸症候群にかかっていることを理解していた。けれど一度だけ彼らはふれあい、隔離施設にいれられたと話すユウにサラは既視感を覚える。
ユウとサラ、彼らの関係とは――。