あらすじ
貧乏商人エリオットは高利貸しアンナへの借金返済が迫っていた。
エリオットは返済の為、アンナと共に訪れた家で死体を発見する。
死んでいたのはエリオットに仕事を依頼した男。もちろん男の死により報酬は未払いに。
仕事の報酬がなくなり返済が出来なくなったエリオットだったが、
アンナは死体の傍らにある阿片に金の匂いを嗅ぎ付け、
帝国自由都市マリアノフの阿片利権を的にかける。
「血か」
アンナの呟きが聞こえた。
足元に広がるぬめりは血溜まりだった。
「どういう状況だ」とアンナは続ける。
「困ったことになった」とエリオットはいった。
「お前じゃない、エリオット。お前の友達だよ」
「同じだ。困っていたみたいだ」
「過去形だな」
「もう過去の人だからな」
男が死んでいた。
元諜報員のアンナと元死刑執行人のエリオット。
知られたくない過去を持つ二人が都市に潜む金、阿片、宗教派閥の闇へと巻き込まれる