あらすじ
【プロローグにイラストあり】
二十年前、凶悪な魔獣から国を救い英雄となった巫女がいた。
彼女の名はアムサリア。セントシルン教団の巫女で最高位の聖闘女の称号を与えられた者。
魔獣エイザーグを相討ちの末に倒した彼女は、英雄として次世代に語り継がれていた。
そして、月日が流れた……
人々は彼女が作った平和な世で幸せを噛みしめ、共に闘った戦友は子を成し、静かに暮らしている。
そんな日々の中で、アムサリアの戦友の息子である青年ラグナ=ストローグは夢を見る。彼女とエイザーグの壮絶な闘いの夢を。
そして目覚めた彼の前に、ひとりの少女の霊が立っていた。そう、英雄アムサリアだ。
なぜ今この時代に現れたのか、彼女自身にもわからない。その謎を追う中で、彼女はラグナに語る。命を懸けて国を救った聖闘女である自分が、偽りの英雄であったという真実を……。
しかし、それは真実ではあったが事実ではなかった。
アムサリアの過去を辿ることで、事態は思いもよらない方向へと向かっていく。
この物語は英雄本人も知らない英雄伝説の謎を探る王道バトルファンタジー。