あらすじ
**コンテスト用ネタバレアリあらすじです**
バリバリの営業部ホープだったはずの幸野トオル。
ある日突然総務部に異動を命じられ、彼女からは振られるわ
主任の斉木ノゾミからは嫌味三昧だわ散々な日々。
そんな中、偶然手に入れた花の種を茶碗に埋めると、なんと翌朝幼女が生えてきた。
種を売ったたねもの屋曰く、この種は育て主の望みを叶えてくれる
【ハッピーシード】なのだという。
種が幸せだと感じれば、育て主も幸せになるというその種に、
トオルは「シイコ」と名をつけて可愛がる。
ノゾミにシイコの存在がバレるも、彼女もまたシイコを可愛がるのだった。
たねもの屋は【ハッピーシード】が本当に幸せだと感じたその時は
種に戻ると言うが、シイコはそれに反して成長する。
嫁にやるまで育ててみたらどうかというたねもの屋に、
トオルは半ばそのつもりになるが、ある日ノゾミもまじえて公園に行った帰り
シイコが縮んでいることに気がつく。
すぐにたねもの屋を呼ぶと、種に戻る前兆だろうと言う。
俺はまだ幸せになっていないと叫ぶトオルに、たねもの屋は
あなたが気がついていないだけだと静かに言う。
やがてシイコは茶碗を残して種に戻った。
泣き崩れるトオルを、ノゾミはそっと抱きしめる。
月日がたち、トオルとノゾミはシイコの種を埋めた植木鉢に
芽が出ているのを見つけた。
いつかまたきっと出会うシイコの姿を思い浮かべ、ふたりは微笑むのだった。