あらすじ

南町奉行池田播磨守頼方《いけだはりまのかみよりまさ》が下す裁断についての、江戸市民たちの評判がすこぶる良い。大見得を切って正義を振りかざすような派手さは無いのだが、胸にジンと染みる温情をサラリと加える加減が玄人好みなのだと、うるさ型の江戸っ子たちはいう。

 池田播磨守頼方は、遠山の金さんこと遠山景元の後任の町奉行だ。あの、国定忠治に死罪を申し渡した鬼の奉行として恐れられていた。しかし、池田が下す裁断は、人情味に溢れる名裁断として江戸市民たちの評判を呼んでいく。

 幕府勘定役組頭の奥田源右衛門《おくだげんえもん》が殺された。深夜に、屋敷で首を刺されていたのだ。下手人はどうも、奥田が毎夜のように招いていた女のようだ。奥田は女好きとして有名で、その筋の女を買うことが少なくない。

 その関係の殺しとも思われたが、調べが進むと、お役目に関わる事情が浮上して来た。

 町奉行池田播磨守は、どうやって犯人を追い詰めるのか。そして、どのような裁断を下すのか。

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アルファポリス
アルファポリス2024/05/13
  • 現在の作品播磨守江戸人情小噺 お家存続の悲願