あらすじ
ここは剣と魔法の世界。ある奇妙な吟遊詩人が旅をしていた。
彼は、黒い髪に黒い瞳、黒い服に身を包み、妙な楽器を抱えている。
まるで異世界からやってきたかのような、不思議な姿の彼は、訪れる先々で、不気味な物語『怪談』を披露する。
この世界では、呪術も魔術もモンスターも日常の一部であり、『怪談』で語られるような出来事など、珍しい事ではないのではないか。
しかし、なぜか人々は吟遊詩人の語る『怪談』に惹かれ、集まってくるのだった。
何度捨てても戻ってくる指輪を持つ男。
仲間が鏡に吸い込まれた踊り子。
家族が偽者と入れ替わった令嬢。
顔のない化物のせいで追放された傭兵。
吟遊詩人から『怪談』を聞かされた彼らに、時には不幸が訪れ、時には救いがもたらされる。
そして「謎」が解き明かされる事もーー。
そんな吟遊詩人を慕い、旅を共にする者も現れる。
彼らは今日もまた、『怪談』を語り、旅を続けるのだった。