あらすじ
新入社員歓迎会にて、アルハラで酔い潰れた俺は、なぜか以前ハマっていたエロゲ、「軍師と亜人達のリベリオン」の世界に転移した。
そこで俺はヒロイン達に迎え入れられ、こんなことを言われる。
「異界からの来訪者よ。どうか我々をお救いください」
彼女達の小さな里は帝国からの侵略を受けており、このままでは一方的に攻め滅ぼされてしまう。
その戦力差はなんと、数千倍。
まさにバッドエンド確定、なわけだが。
「いやいや。俺よりも適任が居るでしょ」
原作において、絶望的な状況をひっくり返したチート主人公。
彼が居るのだから問題はないはず。
と、そう思った矢先。
「どなたのことですか? それは」
……どうやらこの世界は、主人公が誕生しなかった場合の世界線だったらしい。
詰んでない? これ。
あまりにもヤバい状況に呆然とするこちらへ、彼女達は問うてきた。
「お前は一騎当千の武を有しているのか?」
持ってません。ただの社畜候補です。
「伝説級の魔法が使える、とか?」
使えません。ただしある意味、魔法使いになる予定ではあります。
「誰も思い付かぬような戦術を編み出す、天才軍師では?」
思春期の頃にそんな妄想してました。けど、それ以上でも以下でもありません。
徹頭徹尾、凡庸。
そんな俺が、自分と彼女達を救うために導き出した結論は――
「――理数系の知識で、なんとかなるかも」