あらすじ

「私、束縛されたりこじれたりするのが嫌だから、決まった恋人って作りたくないの。だからひとりに絞らずに常に何人かの女の子とデートして関係を持ってる。どう、会社でのあなたが尊敬する私と全然違うでしょ?」  早紀さんは私が憧れていたようなただの仕事ができる冷静な先輩ではなかった。したたかで、女の扱いに慣れ、相手に困らない女だった。私の手に負える女性ではない。近づけたとしてもきっと私はこの人に振り回される。このバー限りでいい思い出にしたほうがいい。  わかっている、それでも――私は彼女に近づきたかった。おそらくこの時、早紀さんへの思いは「憧れ」から「恋」へとはっきりと変化したのだろう。 私は会社の先輩、早紀さんに長いこと憧れていたが、彼女の転職を機に思い切って飲みに誘う。そこで言われた衝撃的な言葉。 彼女の側にいるために、私は彼女への恋心も他の女の子たちへの嫉妬も感じていないかのように演じ続けたが、二年後のある日、彼女に忘れられない初恋の人がいることを知る。 ・・・・・・・・・・・ ※創作百合コミック誌「ガレットmeets15」(2021.5.4発行)に掲載されたSS「ベル・エポック」の別視点のお話です。「ベル・エポック」のネタバレでもあるのですが(笑)、合わせて読んでいただければなお嬉しいです。

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カクヨム
カクヨム2021/09/21
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