あらすじ
「……お前、気持ちが悪いんだよ。女のくせに男みたいで」
オリアーナは、婚約者と浮気相手の女が口付けを交わしているところを目撃し、女らしくないという理由で一方的に婚約解消される。さらに……。
「オリアーナ。出来損ないのお前がようやく役に立つときが来たぞ」
オリアーナには優秀な双子の弟がいた。いつも比較されて育ち、『出来損ない』と言われてきた。
ある日。全く同じ顔をしていることを理由に、病床に伏した弟の身代わりとなって魔法学院に通うことを両親から命じられる。
中性的な美貌を持ち、性格も男前なオリアーナ。目立たず平凡に学校生活をやり過ごすつもりが、幼馴染セナにはあっさりと正体を見破られ、女子生徒たちからは王子としてもてはやされる。
家族や元婚約者から散々馬鹿にされてきたオリアーナだが、思わぬ才能が目覚めはじめて……?
アルファポリス様、小説家になろう様でも公開中。
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【以下ネタバレ注意。コンテスト用あらすじ(ストーリー全容)】
中性的な美貌を持つオリアーナは、婚約者と浮気相手の女が口付けを交わしているところを目撃し、女らしくないという理由で一方的に婚約解消される。
また、オリアーナには優秀な双子の弟レイモンドがいた。レイモンドは天才と呼ばれる魔法士だったが、オリアーナは魔力を有していなかった。
両親からはいつも比較されて育ち、『出来損ない』と言われてきた。しかし実際には、オリアーナは出来損ないではなく、本人もまだ気づいていない聖女の素質を持っていた。
ある日。全く同じ顔をしていることを理由に、病床に伏した弟の身代わりとなって魔法学院に通うことを両親から命じられる。
実は、レイモンドの病気は、母親の胎内で魔力の源である魔力核を、オリアーナの分まで奪って生まれてきたことによるものだった。レイモンドの中でオリアーナの神聖な魔力が増幅し、レイモンドの身体は耐えきれなくなっていたのである。
オリアーナは目立たず平凡に学校生活をやり過ごすつもりだったのだが、幼馴染セナにはあっさりと正体を見破られ、女子生徒たちからは王子としてもてはやされる。
幼馴染のセナは、小さなころからオリアーナに強い憧れと恋愛感情を抱いており、片想いをこじらせていた。替え玉のことを知っても、自分も共犯となりサポートをした。オリアーナは彼への愛情に自覚がなく、想いがすれ違ってしまう。
聖女のチート能力を無自覚に発揮し、学院内で目立ち続けていくオリアーナ。
レイモンドのふりをして学院に通ううちに、彼の病気の真相と、自身に聖女の資質が目覚めていくことに気づく。
レイモンドの病気を治す方法は、現在の医療では確率されていない。しかし、聖女の力を使えば、二人分の魔力核を持っているレイモンドから、ひとつをオリアーナの体内に移植することができることが分かった。
オリアーナは聖女の力を扱えるように、友人たちの協力の元、神殿で修行を重ね、見事に魔力核の移植を成功させる。
オリアーナを散々馬鹿にして虐げていた両親は、彼女が次期聖女だと知って態度を一変させる。しかし、レイモンドは父親から公爵家の権利を奪い取り、両親を家から追い出す。オリアーナも親戚の家の養子になり、両親と絶縁する。
元婚約者も、聖女に選ばれたオリアーナと寄りを戻そうと擦り寄ってきたが、オリアーナはそれを拒んだ。
オリアーナとセナは想いを通わせ、婚約する。オリアーナも、自分の気持ちに気づいていないだけでずっとセナのことが好きだった。
身代わり生活は終わり、オリアーナは魔法学院の正式な学生として、レイモンドと一緒に通い始める。
オリアーナは相変わらず、中性的な美貌と男前な性格から、王子としてもてはやされる。しかし、幼馴染のセナの前でだけ、娘らしい一面を見せるのだった。