あらすじ
クトゥルフ神話生物が闊歩する終末世界。地獄と化したカゴシマで一人生き抜いてきた女漁師。食糧危機の解決策を探しに派兵された女兵士。二人の奇妙な芋探しの旅が始まる。
[詳しいあらすじ]
人類の終末は地底と水底から訪れた。絶え間なく降り注ぐ火山灰、深海から這い出す名状しがたき者たち。その二つがゆっくりと、然し、着実に審判のラッパを吹いている。
その音色に人々は恐怖し、嗚咽していた。
その最中、残された幾つかのコロニーで、噂が流れ始めた。
曰く、かつて存在したカゴシマにあたる場所で、灰の中で生育する芋が開発されていたというのだ。
飢えに苦しむ民衆はその希望に縋り付いた。その噂の真偽を確かめるため、遠征隊が組織され、カゴシマへと送り込まれることとなった。
しかし、遠征隊は、たった一体の巨大な怪物によってその多くを失ってしまう。かろうじてカゴシマに至った遠征隊も怪物達の攻撃により、散り散りとなってしまった。
そのうちの一人である女性隊員のヤシマは、顔を隠した女に襲われる。人間離れした力と死んだ魚の目を持つ女だ。名はヨウカという。二十年近くただ一人カゴシマで生き残ってきた狂人であった。ヤシマを怪物と誤認したらしい。
果たして誤解は解けるのか?芋を見つけることは出来るのか?
二人のSAN値と希望に満ちた旅が始まる。