あらすじ

猫好き大学生の小宮紡生(こみや つむき)には、二〇歳の愛猫「むぎ」がいる。  ある日、むぎの寿命を悟った紡生は、「猫との縁結び神社」として有名な「猫社(ねこしゃ)」を訪れる。  そこにいた白猫を追っていくと、近くの商店街の路地裏へと誘われた。  そこには「あわせ屋」とだけ書かれた看板があり、不思議に思いながらも店へと入っていく。  そこで出会ったのは「ミケ」と名乗る、三色頭のお洒落な男だった。  店へと招かれ足を踏み入れるが、突然、態度が一転。追い出されてしまう。  すると、まるでタイミングが分かっていたかのように、むぎの訃報を伝える電話がかかってきた。  あわせ屋とはなんなのか。ミケは何者なのか。なぜ、むぎの訃報が分かったのか。疑問を持った紡生は、数日後、再びあわせ屋を訪れ、尋ねる。 「オレは猫と話すことができる」  ミケはその力を使い、猫社の下請けをしているらしい。  疑う紡生はむぎについて聞くが、ミケの口から出てくるのは、家族しか知らないことばかりであった。  告げられる言葉は、むぎの言葉。むぎの想いを知り、涙する――。    そして紡生は、あわせ屋の一員になった。  あわせ屋には、日々様々な事情を持つ猫と飼い主たちの依頼が来る。紡生は仕事を通して、その絆を目の当たりにしていく。  これは猫と人の絆を描いた、ハートフルストーリーである。 ※第10回角川文庫キャラクター小説大賞用の作品です。諸事情により一日三話更新します。

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カクヨム
カクヨム2024/04/30
  • 現在の作品あわせ屋ミケさんと、猫社の管理人